セラミック治療は、見た目が自然に仕上がりやすく、美しい歯並びや白く輝く歯を手に入れるための治療法の一つです。しかし、その一方で「健康な歯を削る必要があるの?」と疑問に感じる方も多いでしょう。特に、セラミック治療で歯を削る理由や削る量、さらに削ることによるデメリットが気になるところです。今回は、セラミック治療で歯を削る理由や、その過程における影響について詳しく解説します。
0.Premium Oral Design 国立歯科室のセラミックの選定基準
Premium Oral Design 国立歯科室のセラミック地領では以下の材料を取り扱っています。
それぞれの特徴を考慮した上で患者さんのお口の状況にあった材料を選定しています。

※基準は当院でのデータを元に記載しています。
※評価は高い順に☆→◎→〇→△となっております。
1. セラミック治療で健康な歯を削る理由
セラミック治療では、治療を行う際、歯を削る場合があります。その理由は以下の通りです。
①セラミックを正確に作製するため
セラミックを作製する際、歯の表面を適切な量削ることで、自然な見た目に近づけることができます。また適切な装着により、長期間の使用が期待できます。
➁むし歯や歯の損傷を補うため
むし歯やひび割れがある場合、それを取り除いてからセラミックを装着します。この際、被せ物が割れたりせず、長持ちするために健康な部分も削らなければならない場合があります。
③場合によっては対合歯を少し調整することも
治療する歯側だけでは噛み合わせのバランスが取れないときに、対合歯(噛み合う歯)の出っ張って当たる部分だけを最小限調整することがあります。その際、健康な歯を削ることになるため、必要性を説明したうえで行います。
こうした理由から、セラミック治療で歯を削ることは避けられないプロセスであり、見た目と機能のバランスを両立するための重要な工程と言えます。
2. 実際どのくらい削る?削る量の目安と治療ステップ
セラミック治療を作成する際の削る歯の量は、使用する素材や治療内容によって異なります。
①削る量の目安
セラミックの素材によって必要な削る量が変わります。
例えば、クラウン(被せ物)の場合、歯全体を約1〜2mm削ることが一般的です。
ラミネートベニア(歯の表面に薄いセラミックを貼り付ける)の場合、歯の表面を0.5〜1mm程度削ることが一般的です。
②セラミック治療のステップ
セラミック治療では以下のような流れで歯を削ります。
・診察と治療計画の作成
患者さんの口内状態を確認し、カウンセリングを行い削る量や治療方針を決定します。
・歯の削合
作製されるセラミックが適切な形になるように、セラミックの種類に応じた適切な量を削ります。この際、必要以上の健康な歯を削らないよう慎重に進めます。
・仮歯の装着
削った歯を保護し、最終的なセラミックの機能や見た目の確認のため一時的に仮歯を装着します。
・最終的なセラミック装着
削った歯に合わせて作られたセラミックを取り付けます。
③削る量を抑える技術の進歩
近年では、歯を削る量を最小限に抑える技術が進歩しています。これにより、健康な歯への影響をできる限り少なくセラミック治療が行われます。
削る量はケースバイケースですが、歯科医師が患者さんに最適な量を見極めて治療を行います。
3. セラミック治療で歯を削ることのメリットとデメリット
セラミック治療で歯を削ることには、見た目や機能面でのメリットがある一方で、リスクやデメリットも存在します。これらを正しく理解することが重要です。
<セラミック治療で歯を削るメリット>
①自然な仕上がりが可能
歯を適切に削ることで、セラミックが周囲の歯に馴染む自然感のある仕上がりになります。色や形が自分の歯に近いので、治療後の見た目も自然です。
➁むし歯や損傷を防ぐ
歯の損傷(ひび割れ)やむし歯を取り除くことで、歯全体の健康を保つことができます。
③長期的な安定性
セラミックが歯にしっかりと装着されるため、長期にわたって快適に使用できます。
<セラミック治療で歯を削るデメリット・リスク>
①歯の神経への影響
削る量が多い場合、歯の神経に近づいてしまうことで、治療後に痛みや知覚過敏を引き起こす可能性があります。
➁取り返しがつかない
一度削った歯は元に戻すことができません。そのため、治療を受ける際には慎重な判断が求められます。
➂歯の弱体化
削ることで強度が落ち、歯がもろくなる場合があります。そのため、適切なケアやメンテナンスが必要です。
これらのメリット・デメリットを理解した上で、歯科医師と相談しましょう。
4. 東京都・国立の歯医者 Premium Oral Design 国立歯科室 のセラミック治療
東京都国立市の歯医者 Premium Oral Design 国立歯科室は、一人ひとり違う骨格を診て、「根本的に治す治療」を提供いたします。歯は顎の骨に支えられて生えています。どんなに高額な材料を使用して症状のある歯だけを治しても顎の位置や動きを考えなければ上手く噛めず、せっかく入れた詰め物や被せ物も長持ちさせることはおろか、下顎の位置が変わってしまったり顎関節症を惹起する原因にもなりかねません。
セラミック治療は金属アレルギーを避けたり見た目を良くする治療として多くの歯医者さんで取り扱われていますが、Premium Oral Design 国立歯科室はそれだけにとどまらず咬み合わせや骨格から患者さんの一生の健康を考えた治療法としてご提案しています。
Premium Oral Design 国立歯科室で扱っているセラミックの種類を以下に記述します。
患者さんのお口の状況によって使用する素材を変えたり、素材を組み合わせて使用します。
また、同じセラミックの種類でもメーカーによって硬度や色調などの特徴が違うため、製品の使い分けをしています。
①ジルコニア
強度に非常に優れています。製品によっては審美性に優れたジルコニアもあります。ただし、患者さんによっては硬すぎるが故に土台の歯や対合歯が欠けてしまったり、歯槽骨(歯を支えている骨)が減ってしまう可能性があるため、使用には細かな考察・配慮が必要です。
《使用している製品》
・Zolid Bion(AMANN GIRRBACH)
・IPS e.max ZirCAD prime (Ivoclar)
・IPS e.max ZirCAD prime esthetics(Ivoclar)
➁二ケイ酸リチウム
強度と天然歯に近い見た目を兼ね備え世界でも多く使用されているセラミックの一つです。
《使用している製品》
・IPS e.max press(Ivoclar)
・initial LiSi press(GC)
③ポーセレン
天然歯に非常に近似した透明感、色調、表面性状を再現するセラミックです。強度は他のセラミックと比べると高くないため、前歯や、咬み合う歯がすり減りやすい方に適しています。
《使用している製品》
・initial IQ SQIN (GC)
・IPS e.max Ceram (Ivoclar)
・Vintage ZR (松風)
・VM9 (VITA)
・LUMIX (VITA)
・initial series (GC)
セラミック治療は治療後の定期的なメンテナンスも大切です。治療したとはいえ人工物であるセラミック製の歯は天然歯(元の自分の歯)の弾性や耐久性に戻すことはできません。
治療した歯と共にお口の中の健康を長持ちさせるために、大切なお金と時間を費やし勇気を出して歯医者のドアを開けてくださった患者さんの健康を本当の意味で守るために。
東京都国立市の歯医者 Premium Oral Design 国立歯科室では予防歯科・メンテナンスを通じて治療した歯、その周りの歯、治療したことにより咬み合わせや顎関節の動きの変化も含めて患者さんの健康的なお口をサポートいたします。
まとめ
セラミック治療では、健康な歯を削ることが避けられない場合がありますが、適切な治療計画のもと、見た目と機能のバランスを考慮した治療が行われます。一方で、削ることにはリスクが伴うため、歯科医師と十分に相談しセラミック治療を受けることが大切です。また、治療後のケアを徹底することで、セラミックの寿命を延ばすだけでなく、口腔内と全身的な健康を維持することに繋がります。
「セラミック治療で健康な歯を削ること」に関してお悩みがある方は、東京都国立市の歯医者 Premium Oral Design 国立歯科室に一度ご相談ください。
監修
Premium Oral Design 国立歯科室
院長 関 豊成