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歯茎の腫れや口臭を感じたら歯周病の可能性があります。

歯周病とは?

歯周病は 歯周病原菌の歯ぐき(歯肉)や歯を支える骨が壊されていく病気です。
端的に表現すると『歯を支える骨が溶けていく病気』とも言えます。
歯肉はこの骨に裏打ちされていますので骨が溶けてしまえば歯肉も退縮してしまい 歯の根が露出した状態になっていきます。
歯の頭の部分はエナメル質という固く耐酸性を備えた滑沢な表面の結晶組織で守られていますが 歯根はセメント質と象牙質という エナメル質に比べて軟らかく耐酸性に劣り粗造な表面の組織が露出することになります。
そうなると審美性が失われると共に 知覚過敏症状や根面むし歯のリスクが増大します。
初期段階では自覚症状がほとんどなく 気づかないうちに進行する「沈黙の病気」とも呼ばれています。
悪化すると 歯がグラつき 最終的に抜けてしまうこともあります。

歯周病は歯の土台を破壊する

歯周炎(歯周ポケット2~3mm)

歯肉溝にプラークがたまり 歯肉が炎症ではれて 歯肉ポケットになりました。
まだ歯根膜や歯槽骨は破壊されていません。

軽度歯周炎(歯周ポケット3~5mm)

歯肉の腫れが大きくなり 歯周病菌が歯周組織に侵入し 歯槽骨や歯根膜も破壊されはじめました。
ポケットが内部に向かって深くなり 歯周ポケットになっています。
プラークや歯石が歯周ポケットにたまっています。

中度歯周炎(歯周ポケット4~7mm)

炎症がさらに拡大して歯槽骨も歯の根の長さの半分近くまで破壊され 歯がぐらつきはじめました。
歯周ポケットもさらに深くなっています。

重度歯周炎(歯周ポケット6mm以上)

歯槽骨が半分以上破壊され 歯はグラグラです。

歯周病セルフチェック

  • 歯ぐきから出血がある
  • 歯ぐきが腫れている
  • 硬いものが咬みにくい
  • 歯ぐきが下がって歯が長く見える
  • 口臭が強くなった
  • 歯が浮いているような感じがする
  • 歯ぐきから膿が出る
  • 歯を押すとグラつく
  • 歯と歯の間に食べ物が挟まる

ひとつでも当てはまる方は 歯周病の可能性があります。お早めにご相談ください。

国立の歯医者 Premium Oral Design 国立歯科室

歯周病治療の特徴

専門性の高い歯科医師・歯科衛生士が担当

歯周病の専門知識と技術を習得した歯科医師・歯科衛生士が治療にあたります。原則として担当衛生士が継続して担当し あなただけの治療を実践。医院全体で高い質を担保し 誰が診ても安心な環境を整えています。

初期〜重度まで段階に応じた適切な治療

軽度の歯肉炎から 歯が揺れるほどの重度歯周病まで 全ての段階に対応します。精密な検査に基づき 進行度に合わせた最適な治療計画を立案。歯周病の進行を確実に食い止め 改善へと導きます。

再発させないための予防プログラムと定期管理

治療のゴールは「再発させない」こと。プロのケアに加え ご自身でのセルフケアが最も重要です。当院ではセルフケアの技術を習得いただくためのシステムを整え 二人三脚で健康な状態を守ります。

必要に応じて歯周外科や再生療法にも対応

進行してしまった難症例にも対応可能です。失われた歯周組織を回復させる再生療法や 歯周外科といった高度な専門治療もご提供できます。諦める前に まずは一度ご相談ください。

Premium Oral Design 国立歯科室

初期歯周病治療

症状について

初期の歯周病の症状として 歯磨きをすると歯茎から血が出てきたりする事がありますが これは歯茎に炎症によるものです。
初期の歯周病では「骨が少し溶け始めている」程度なので 歯が動いたりという自覚症状はほとんどありません。
しかし この初期の歯周病の段階では 治療の必要性を感じない方が多いようです。

主な治療法

初期歯周病の治療方法に加え 下記内容をプラスし 治療を行っていきます。

ルートプレーニング(SRP)

歯周病が進行すると歯周ポケットが深くなるので スケーリングでは取りきれない奥深くの歯石取る治療がルートプレーニング(SRP)です。
奥深くの歯石や 感染した歯質を専用の器具を使って綺麗に歯石を取り除き 歯の表面をツルツルにしプラークがつきにくい状態にします。
歯周ポケットにスケーラーを入れるので痛そうですが ポケットが深い場合は麻酔を行い処置を致しますので ご安心ください。

フラップオペレーション

スケーリングやルートプレーニングで取り除けなかった歯石(プラーク)を取り除く治療方法で 方法としては麻酔を行い 歯肉を切開して 歯石や感染した組織の除去と 歯槽骨の整形を行い 歯周ポケットを健康な状態に戻します。
歯根周囲に付着した歯石を肉眼で確認する事が出来るので 綺麗に歯石を取り除く事が可能です。

歯周病は予防と早期発見がカギ

歯周病は放っておくと歯を失うだけでなく 全身の健康にも悪影響を与える怖い病気です。
しかし 早めに気づいて治療・予防を始めれば 進行を食い止めることができます。

「なんとなく気になる」「ちょっと心配」
そんな段階での受診が 10年後 20年後の自分の健康を守る一歩になります。

Premium Oral Design 国立歯科室

歯周病治療のよくある質問

  • 歯周病はどのような症状がありますか?

    初期の歯周病は自覚症状がほとんどありませんが 進行すると歯肉の腫れ・出血・口臭・歯のグラつき・かみ合わせの違和感などが現れます。違和感がなくても検査で発見されることも多いため 定期的な受診が大切です。

  • 歯周病は治りますか?

    歯周病は進行度によって治療法が異なりますが 早期であれば歯みがき指導やクリーニングなどで症状の改善・進行の停止が可能です。ただし 重度の場合は完治というより「これ以上進まないように管理していく」ことが治療の主な目的になります。

  • 治療にはどれくらいの期間がかかりますか?

    軽度の歯周病であれば数回の通院で改善が見込めますが 中〜重度の場合は数ヶ月にわたり段階的な治療が必要になることがあります。継続的な定期検診とメンテナンスも重要です。

  • 歯周病治療は痛いですか?

    基本的な処置(クリーニングやスケーリング)は軽い刺激を伴うことがありますが 必要に応じて麻酔を使用するため 強い痛みはほとんどありません。不安な場合は遠慮なくご相談ください。

  • 自宅でできる歯周病予防はありますか?

    毎日の正しい歯みがきが最も大切です。加えて デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具の併用も効果的です。定期的な歯科でのクリーニングも予防につながります。

  • 歯周病は他人にうつりますか?

    歯周病菌は唾液を介して人に感染する可能性があります。特に親子やパートナー間では注意が必要です。口腔内の清潔を保つことでリスクを抑えることができます。